今日も一日お疲れ様です!
しつけは育児の永遠の重大テーマですね
毎日毎日一生懸命育児してるんだけど、もう疲れた…
今日は「テキトー母さん」の著書を参考に、テキトーな育児の目線から子どもへの関わり方を考えていきましょう!
公式LINEもあります!
(友達追加だけなら、こちらは誰が追加したのかは分かりませんので是非お気軽に♪)
本日の引用書籍
本日は以下の書籍を中心に引用して記事を作成していきます
タイトル | 1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ |
著者 | 立石 美津子 |
発売日 | 2014/12/4 |
本書は塾の経営者でもある著者の立石美津子さんの経験を元に、育児において大切にされてたポイントを具体的に紹介してくれている書籍になります
ご自身も「完璧主義&過干渉な母親」に育てられ、ツライ幼少期を過ごした当事者です
「自分に子どもができたら、同じようにはさせない!」と心にきめていたにも関わらず、いざご自身が妊娠すると胎教としてモーツァルトを聴かせたり1日30冊の絵本を読み聞かせたり、出産後は漢字カードを見せるなどの熱心ぷりだったとのこと
しかし、発語が見られず医療受診をしたところ自閉症の診断が…
このことをきっかけにご自身の育児を見つめ直し、「テキトー」に育てるための習慣を45個紹介した著書となります
自閉症のお子さまの育児をされた立石さんですが、本書は自閉症児への支援書ではなく、あくまで一般の育児本であり、とても分かりやすく、読みやすい一冊になってます!
テキトーとは
もし、子育てに成功失敗があるとしたら、自尊感情を持った大人に育っているかそうではないかである。完璧主義ではなく、テキトーに育てることが、人生のスタート時点で自己肯定感を確立させ、幸せな人生を送ることにつながる
立石 美津子 1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ
過去の記事で他の著者も語られているように、本書でも自尊感情や自己肯定感を中心に書かれていますが、その中でも特にズバッと言いきられておりとても爽快です
特に塾の経営者として数千人の子どもを実際に見ていた著者だからこその説得力を感じます
「テキトー」とは「子どもを適当に、雑に、扱う」という意味ではなく、子どもに対し理想を強く持ちすぎたり周囲の子と比べて不安になったりするのでではなく、気楽にそのままの子どもを「テキトー」に受け止める。そう思うと少ししっくりくるような気がします
子どもを苦しめる母親像
本書の冒頭で紹介されている「子どもを苦しめる母親像」について一部を抜粋して紹介します
①完璧主義のお母さん
立石 美津子 1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ
②「あなたのためを思って」が口グセの過保護・過干渉なお母さん
③「一番にならないとダメだ」と思っているお母さん
<中略>
⑥子どもの短所をたくさん見つけてしまうお母さん
⑦できない時だけ叱り、できた時にほめないお母さん
しちゃうしちゃう💦
スプーンが持てない、集会で座ってられない、宿題をなかなかやらない、そんなことがあるだけで「やばい!」って思うのが親心ではないでしょうか
「やばい!」って思ったら、子どもにあーだこーだ言いたくもなるし、干渉してしまうのもまた親心ではないでしょうか
テキトー6か条
その一方で「親も子どもも幸せになる!『テキトー母さん』6か条」も示されています
①期待しない
立石 美津子 1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ
②他の子どもや兄弟と比較しない
③親バカになる
④ママ友と群れない
⑤育児本に頼らない
⑥世界中を敵に回しても子どもの味方になる
とてもインパクトのある6か条ですね!
特に⑥の「世界中を敵に回しても子どもの味方」というのは、心に沁みます
本ブログでは過去に「過保護」「過干渉」について、
「過保護」は大事、「過干渉」は子どもを苦しめるというような方向で記事を作成していました
過去の記事でも「過保護」「過干渉」という言葉は出てきたけど、意味合いがちょっと違う?
これまで、佐々木先生や本田先生の書籍で語られた「過保護」は本書の中では「③親バカになる」と置き換え、これまでの書籍での「過干渉」は本書で「過保護・過干渉」とまとめられていると思われます
しつけはバシッと手短に!
過去の記事においても取り上げてきた「しつけ」について、本書でも指針があります
叱るのは「現行犯主義」が原則。その場で「バシッ!」と手短に叱るのです。
立石 美津子 1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ
<中略>>
子どもは、親が真剣に叱っているのか口先だけなのかを見抜く才能を持っています。
<中略>
「ごはんを残した」とか「まだ遊んでいたくて帰りたくない」と地べた泣きするとか「片付けをしない」とか、そんな些細なことで泣かせるほど叱ってはいけません。それは親の都合だからです。
「残さず食べなさい」「もう帰る時刻だから片付けましょう」と、どういう行動をとればいいのか伝えるだけでOK。
ここでのポイントは、
①「どう伝えるか」
②「叱る段階」
の2点かと思われます
①どう伝えるか、という点につきまして、
子どもが不適切な行動をとった際には「それやめて」「そこ邪魔」と伝えるより「〇〇しよう」「あの緑のとこまで行って」と具体的な行動を示す方が伝わりやすいといわれています
というのも、指摘された行動をやめない子の中には「じゃあどうすればいいの?」とやるべきことが分からず、『なんかわかんないけど怒られた』という体験のみが残っている子が多くいる、という点があげられます
②叱る段階、という点につきまして、
過去の記事でペアレント・トレーニングでも触れたものと共通している部分があります
「できればやめてほしい」「親の都合でやめてほしい」という時に雷を落とすほど叱ると、「本当に叱らなければいけないような大事な場面」で効き目が弱くなってしまうことも考えられます
では、本当に叱らなければいけないのはどんな時なのでしょうか
でも、信号を無視して飛び出すなどの危険な行動をとったり、<中略>友達を傷つける暴言を言ったような時は、子どもが泣くまで叱りましょう。
立石 美津子 1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ
ま、まあ…「泣くまで叱る」かどうかはひとまず置いておき…
雷を落とすのは、本当にしてはいけないことの時のみに絞るという点はとても大事だと言われています
特に自傷他害の恐れがある場面においては、子ども自身が「やってはいけないことをしてしまった」という実感が大事になりますので、雷はそれまでとっておきたいものですね
ただ、この点はその場になって急に判断しづらいと思うので、「絶対許せない事」「できればやめてほしい事」を決めておくのも良いかと思われます
自分を犠牲にしない
本書では子育てにおいて自分を犠牲にしないことの大切さが記されています
どんなに子どものことを愛していても、甲高い声で騒がれたり、目の前をバタバタ走り回られるとイライラします。
立石 美津子 1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ
<中略>
マリア様のような聖母には、なかなかなれないもの。
そうそう、愛していてもイライラするんですよね
逆に言うと、イライラするけど愛していないわけではないんですよね
むしろ自分の血を分けたお子さまだからこそ、イライラしてしまうこともあるかもしれません
そんな時は、子どもを変えようとするより、自分の状況を変えるほうがてっとり早いです。
立石 美津子 1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ
<中略>
トイレやお風呂場に逃げ込んで5分くらいリラックスしてから戻ってくると、随分気持ちが落ち着くはずです。
子どもの泣き声がノイローゼになることや、どんなにかわいくても嫌になることはたくさんありますよね
特に泣くのが止まらない子、一度癇癪になると数十分泣き続ける子のお母様やお父様はとても疲弊されて相談にいらっしゃることが多いです
全部上手く対応しようとせず、「あーもう、いいや私達も休憩!」と個室にこもるのも大事な対応です
まとめ
本日はテキトー母さんの習慣からいくつか抜粋して、テキトーな子育てについてご紹介しました!
今日のまとめです!↓
・テキトー6か条で親も子もハッピーに!
・しつけは手短に!雷は大事な時までとっておこう⚡
・自分を犠牲にしない!自分を大切にしてあげよう
皆様の生活に少しでも役に立つ内容はありましたでしょうか
おもしろかった、つまらなかった、私ならこう言う、ここがよく分からなかった、この情報間違ってるよ!、おススメの映画教えて🎦、などご意見・ご質問等ございましたら、何でもお気軽にLINE(←リンクになってます)を送ってください!信じられないくらい気軽にお返事させていただきます^^
また、今回の内容は本書全体のほんのごくごく一部の内容にしか過ぎません
今回取り上げた内容以外にも、特に自閉症のお子さまの特徴や関わりについて大切なことが多く記載されています
是非、手に取ってみてください
育児で悩んだら専門家に相談するのもアリ
・ここまで記事を読んでみたけど、あまりにも上手くいくイメージができなさすぎる
・育児が本当にしんどい
・育児の心配が尽きない
そんな方は一度身近な専門家に相談するのもアリです!
多くの自治体で無料で専門家の相談を受けられるような窓口がありますので、
是非「〇〇市 発達 相談」「〇〇町 育児 相談」などのキーワードで調べてみてください
私でよければ有料ですがいつでも相談を受付けています
友達追加だけであれば、こちらからは誰が追加したか分かりませんので、是非お気軽に^^
定期健診を行っている保健師さんや、通われている保育園/幼稚園/学校の先生方に直接話したり相談先を聞くのもおススメです
何よりも一人で抱え込まないことが大事です
お子さまと同じくらい大事な保護者さまですので、無理をする前に誰かに話してみてください