毎日暑い中、お仕事や育児お疲れ様です!
毎日子どもがかんしゃくを起こして大変…
今回は子どものかんしゃく時の対応について一緒に考えていきましょう!
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(友達追加だけなら、こちらは誰が追加したのかは分かりませんので是非お気軽に♪)
本日の引用書籍
本日は以下の書籍を中心に引用して記事を作成していきます
タイトル | 発達障害の子の「イライラ」コントロール術 |
著者 | 有光 興記(監修) |
発売日 | 2015/8/26 |
駒澤大学心理学科の教授である有光先生は本書で「子どものイライラ」という側面から子どもの対応を分かりやすく示してくれています
かんしゃくは相談内容でトップクラスに多いお悩みです。
皆で対応方法を考えていきましょう!
かんしゃくは度合いによっては本人も周囲も怪我などの危険があります。状態が激しかったり、頻度が多い場合は迷わず地域の窓口に相談してください。
対応の概要~かんしゃくが起きたら~
かんしゃくの頻度や度合い、原因などは人それぞれです
とはいえ、基本的な対応をイメージしておくと必要以上に焦らずにいられるかもしれません
今まで先人たちの知恵や私自身の経験を踏まえると、対応はザっと以下の通りになります
まずは、話を聞いてみたり、気持ちを別の物にそらすような声掛けをしてみる
→しかし一向に落ち着く様子がなく、物を投げたり壁を殴ったり叫び続けている場合…
①できるだけ安全を確保する
→倒れたら危ない家具や、壊してほしくないような家電などが無い部屋やスペースに連れていく
②ある程度落ち着くまで見守る、待つ
何かを訴えてこれるようであれば、言い返さず相槌を打つ
「そっかそっか」「それが嫌だったんだね」
NG:「でもあなたが先に押したのがダメだったよね!?」など
③少し落ち着いてきたところで、端的に次の行動を促してみる
「そろそろ皆のとこ行ってみる?」など
④切り替えたら肯定的な態度で受け入れる
「お帰り」「次の遊び楽しみだね」など
可能ならば…
①今後の対応を考える
「物を投げる前にママに言ってね」など
注意:お説教のようには言わない!
②実際に子どもの行動に変化が見られたら肯定する
「物を投げる前にママに言ってくれたんだね」など
この対応が全てではありません💡
お子さまそれぞれに合ったやり方を考えていきたいですね
興奮している時は待つ
手も口も出さずにちょっと待つ
有光 興記 発達障害の子の「イライラ」コントロール術
子どもをおさえこもうとせず、説教もしないで、すこしだけ待ってください。早ければ10秒ほどで、長くても2分程度待てば、イライラが発散され、子どもは落ち着いてきます。
納得してもらいたいときは、説教や説得をしたくなりますよね
むしろ「速くちゃんと言い聞かせないと…💦」と焦るくらいです
しかし、実際に説教や説得をすればするほど、子どものかんしゃくもヒートアップすることがほとんどかと思います
大人もグッと気持ちを抑えて「待つ」を実践していきたいですね
「かんしゃくの時は、子どもを抱きしめてあげるといい?」という相談をお受することもありますが、自閉症の特性のあるお子さまの場合、抱きしめることが『刺激』になり、より興奮してしまうことがあります
子どもに伝わる言い方を考える
かんしゃくを起こしやすいお子さまの中に「気持ちを言葉にすること」が苦手という場合があります
嫌なことがある
↓
言葉で発散したり、整理したりできず、モヤモヤがたまる
↓
モヤモヤ/イライラに限界がきて叫んだり暴れたりする
このような時に「教えて」「ちゃんと言って!」と声をかけても、
お子さまからすれば「うまく言えないから苦しいんだ!」と思うでしょう
そのようなお子さまへの対応としては以下のようなことが大事だと考えられます
・穏やかに、ゆっくり話す
(慌てた感じで話すと、問い詰められてるように感じるかもしれないため)
・選択肢を出す
「これが嫌だった?」「それともこっち?」など
・写真や絵を描きながらできごとを整理する
など
なにごともシンプルに具体的に伝えましょう。わが子にはどのような言い方が伝わりやすいのか、試行錯誤しながら理解していってください。
有光 興記 発達障害の子の「イライラ」コントロール術
まとめ
本日はかんしゃくについてのお話を取り上げました
とても大きいお悩みの一つですので、
ご家庭の中で「困ったなあ…」と思った際には迷わず近くの窓口へご相談ください
・安全確保→待つ→切り替えたら肯定的に受け止める
・説教や説得はしない
・お子さまへ伝わりやすい言い方を考える
・困ったら迷わず相談しよう!
皆様の生活に少しでも役に立つ内容はありましたでしょうか
おもしろかった、つまらなかった、私ならこう言う、ここがよく分からなかった、この情報間違ってるよ!、おススメの映画教えて🎦、などご意見・ご質問等ございましたら、何でもお気軽にLINE(←リンクになってます)を送ってください!信じられないくらい気軽にお返事させていただきます^^
あくまで本書のほぼ冒頭部分を取り上げた記事になっています!
本書の中では子どものイライラを未然に予防する方法など、イライラの対応のあらゆる側面が記載されています!
育児で悩んだら専門家に相談するのもアリ
・ここまで記事を読んでみたけど、あまりにも上手くいくイメージができなさすぎる
・育児が本当にしんどい
・育児の心配が尽きない
そんな方は一度身近な専門家に相談するのもアリです!
多くの自治体で無料で専門家の相談を受けられるような窓口がありますので、
是非「〇〇市 発達 相談」「〇〇町 育児 相談」などのキーワードで調べてみてください
私でよければいつでも相談を受付けています
友達追加だけであれば、こちらからは誰が追加したか分かりませんので、是非お気軽に^^
定期健診を行っている保健師さんや、通われている保育園/幼稚園/学校の先生方に直接話したり相談先を聞くのもおススメです
何よりも一人で抱え込まないことが大事です
お子さまと同じくらい大事な保護者さまですので、無理をする前に誰かに話してみてください